
ムネアカメダカカミキリ Stenhomalus incongruus muneaka
2015年6月採集 新潟県産
新潟県を基産地として記載されたカミキリムシ。当初は新種として記載されたが、現在は中国のものの亜種とされている。
非常に局地的な分布をしていて、基産地の新潟県のほか、北海道、京都、広島などで採集されているに過ぎない。
本種を採集するためには幼虫が入っている材を採ってくる材採集が基本で、野外での採集例は非常に少ないらしい。
県内ではおそらく1例しかないのでは?と事前にカミキリ屋さんに聞いていて、野外採集はまず無理でしょうと言われていたが、採れてしまった…。もちろん野外で!しかも歩き始めて10分ほどで!!
野外の記録がすくない本種の生態を少しでも解明できればと思ったが、それは出来なかった。
なぜなら、採集方法が「全ての植物を掬いながら歩くこと」だったから

その後、ホストのエゾエノキ含め、木でも草でも高いところも低いところも掬ったが、追加はなし。
今年は奇跡的な採集ばっかりでとっても楽しい
